今日は旧暦の7月15日。
奄美の集落のほとんどはこの日が送り盆です。 お墓にはたくさんの人がちょうちんを持って来ていました。 今まで何気に迎えに行って、仏壇に挨拶回りをして、 送りにお墓に行っていたのですが、 今回、ちょっと食べ物に注目してみました。 シマ(集落)によっても、各家庭によっても少しずつ違います。 だから基本はあってもこれが正しいと言うのはないかもしれません。 これは私の伯母バージョンなので本当はもっと いろいろあるのかもしれませんが、それは宿題と言うことに。 13日、お墓に迎えに行って、その後七夕飾りを降ろす。 (やっぱり、13日お墓から帰った後に降ろすのが本当のようです。) まず、お初の水を供える。 14日朝、おかゆとごう汁(豆の味噌汁) 昼、ごはん、油そうめん、 その他豆やらタナガやらイカやら好きなものをお供えする 夜、ごはん、かぼちゃやっせ(かぼちゃの入った野菜の煮物) 15日朝、ごはん 普通の味噌汁 その後、赤の椀のお吸い物 昼、みんなで一緒に食べるものをお供えする。 送る前、送りご飯 やっせ(竹の子、ニンジンなど入った野菜の煮物) この煮物には肉ではなく魚や天ぷらなどのせるそうです。 いろいろな人が拝みに来るので、仏壇のある家は本当に大変です。 私達の世代でこれだけのことをできる人がいるのでしょうか? できる前に、まず知らないでしょうね。 時代は変わってもちゃんとこういうことは受け継いでいかないといけないなぁ と思うのでした。 14日夜、仏壇に供えた食事 15日送る前の仏壇 所狭しとお供え物や食べ物が並んでいます。 15日送る時のお墓 クワリと米が供えてあります。 本来はクワリでなくトモジが正しいらしいのですが 最近は少なくて見つけられないのでクワリを 代わりに供えているとか。 伯母がこれはあの世に帰るための通行料よ と言っていたのだけど本当なのでしょうか? 母のシマでは、焼酎の入ったコップでなく 水の入った湯飲みに葉を1枚入れ その葉で水を2回ちょんちょんとかけてから手を合わせます。 夜は夜で、この世とあの世で踊りくま(踊り競争)で 八月踊りをします。 以前は夜通し踊っていたようですが さすがに今はそこまでしないようです。 お墓の前に敷かれたサンゴのかけら お墓のところから、私の行きたい行きたいと思っている 横当島がはっきり見えてました。 (三つの内、左二つが横当島の山)
by kazemaru-go
| 2007-08-27 21:55
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