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いい話に出会ったので今年最後のおまけ

先程の投稿で最後の予定でしたが
いい話と出会ったので
皆さんにも心温まる穏やかな気持ちで今年を締めてもらえたらとおまけ。
少し長くなりますがお付き合いください。
(下記の話はありがたいことに転送自由となっていました)

興味のある方は下記のmoreをクリックしてください。






「 約束のお子様ランチ 


これは、東京ディズニーランドのお話です。
ある日、若い夫婦が2人で
ディズニーランドのレストランに入ってきました。

そのレストランには、
2人用のカップル席とファミリー席がありましたので、
2人はカップル席に案内されました。

ウェイターがご注文を聞いたところ、
その2人は

 「お子様ランチ 2つ」 と注文したんです。

皆さん、ご存知かと思いますが、
お子様ランチを注文できるのは、
だいたい小学校くらいまでですよね。
「それ以上の方にはお出しできません」
となっているお店が多いですよ。

で、ディズニーランドにも
もちろん、そういう決まりがあるんです。
ですから、ウェイターは、
丁寧に頭を下げて言いました。

 「お客様、大変申し訳ございません。

  お子様ランチは、
  大人の方がお召し上がりになるのには少なすぎますので、
  お子様限定のメニューになっております。
 
  大人の方には、こちらのランチをご用意しているのですが
  いかがいたしましょうか?」

それを聞いた女性は、大変がっかりして、
話し始めました。

 「実は、私達2人には子供がいたんですが、
  ほんの数ヶ月前に病気で亡くなったんです。
  
  生前、
  子供の病気が治って元気になったら
  いつか、ディズニーランドに3人で行って、
  お子様ランチを食べようね
  と約束していたんです。

  なのに、結局、
  その約束を果たすことができなかったんです。

  …で、今日は、子供の供養のために
  その約束を果たそうと思って
  ディズニーランドに来たんです。」

ウェイターは、それを聞くと
「少々お待ち下さい。」
って、奥に入ったんですね。

しばらくして戻ってくると、
その2人に、

 「申し訳ございません。
  お席を移動していただけますか。」

と言って、カップル席からファミリー席に移動してもらいました。

そして、お子様ランチを3つ、持ってきたそうです。
もちろん、亡くなったお子様の分も、と、そういうことです。
きちんとお子様用のイスも準備してくれたそうです。



これね、なかなかいいお話だなと思うんですが、
ディズニーランドにも、いろんなルールがあります。

今回の件も、
「お子様ランチは、9歳まで」というルールがあったわけですが、
ディズニーランドのすごいところは、

「本当にそれがお客様のためだったら、
 そのルールを曲げても良い」

というルールがあるそうです。
これね、スゴイです。スゴイことです。

だから、いろんな遊園地が、
ディズニーランドの真似をしようとしていますが、
なかなかそこまでいかないですよね。

…形だけ真似してもダメだってことがわかりますよね。
この話を聞くと。

根っこの部分…ディズニーランドの考え方とか、
あり方とかを押さえないと、
ディズニーランドのレベルには行かないんですよ。

多分、みなさん仕事に就くと、
会社によってはいろんなルールがあるでしょう。
仕組みによっては、
みなさん新入社員のペーペーが何か言っても
そのルールはなかなか変わらないかもしれないけれど、
でも、
 「ルールだから、ルールだから」

じゃなくて、
じゃあ何のためのルールなんだろうなと
本質的に考えようとする頭があったら、
行動も、やり方も、だいぶ違ってくるんじゃないかと、
そう思うわけです。

あともう一つ。


 「 命のサイン帳 」


ある日、ディズニーランドのインフォメーションに、
お父さんが元気なさそうにやってきました。

インフォメーションのスタッフが、
「いかがいたしましたか?」と聞いたところ、
そのお父さんは、

 「実は今日、子供と一緒に来ました。

  子供が、
  ミッキーちゃんだとか、ミニーちゃんだとかの
  キャラクターにサインをしてほしいと言っていたので、
  サイン帳を持ってきたんです。

  子供は、キャラクターを見つけては、
  一人一人にサインを書いてもらっていました。

  そして、
  あと少しでそのサイン帳が全部埋まる、というところで、
  そのサイン帳を失くしてしまったんです。

  サイン帳、
  落し物で届けられていないかと思って
  来て見たんですが、ありませんか?」

と言ったそうです。

そのインフォメーションには、
サイン帳は届けられていませんでした。
そこで、そのスタッフは、
考えられるいろんなところに電話をしてみました。
ところが、どこにも届けられていなかったんですね。

そこで、そのスタッフは、
サイン帳の特徴を詳しく聞いた後、

 「いつまでご滞在されますか?」

と聞いたそうです。
その家族は2泊3日で来ていたので、
2日後のお昼には帰らなければならなかったそうです。

スタッフはそれを聞いて

 「それでは、この後、もう少し探してみますので、
  2日後、お帰りになる前に
  もう一度こちらにお寄りいただけますか。
  多分、それまでには見つけられると思います 」

と言ったそうです。
そして、お父さんが帰られた後、
そのスタッフはさらに、細かな部署に電話をかけて聞いてみたり、
自分の足で、駐車場や心当たりのある場所に
探しに行ったそうです。

ところが、やっぱり、どうしても見つからなかった。

もしかしたら、それを拾った人が、
「すごい! これみんなのサイン、書いてある」と
喜んで持って行っちゃったのかもしれない。

でも、とにかく見つからなかった。

で、そのスタッフの子は、どうしたかって言うと、
結局、そのサイン帳と同じサイン帳を自分で買って、
自分の足で、いろんな部署をまわって、
キャラクターのサインを全部書いてもらって
当日を迎えたそうです。

当日、お父さんがやってきました。
多分見つからないんだろうな
という気持ちで来たんだと思います。

お父さんは、「どうでしたか?」と聞きました。

すると、スタッフの子は、

 「申し訳ございませんでした。
  そのサイン帳は見つけることができませんでした。
 
  でも、お客様、
  こちらのサイン帳を
  お持ち帰り下さい。」

と言ったそうです。

お父さんがビックリして中を見ると、
キャラクターのサインが全部書いてあった。
お父さんは、もちろん大喜びして、

 「ありがとうございます!」

と持って帰ったそうです。

…で、この話はまだ終わらないんです。

後日、ディズニーランドに
そのお父さんからの、一通の手紙が届きました。


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  先日は「サイン帳」の件、ありがとうございました。
  実は、連れて来ていた息子は脳腫瘍で
  「いつ死んでしまうかわからない」…そんな状態の時でした。

  息子は物心ついたときから、テレビを見ては、
  「パパ、ディズニーランドに連れて行ってね」
  「ディズニーランド行こうね」
  と、毎日のように言っていました。

  「もしかしたら、約束を果たせないかもしれない。」
  …そんなときでした。

  「どうしても息子をディズニーランドに連れて行ってあげたい。」
  と思い、
  命が、あと数日で終わってしまうかも知れないというときに、
  ムリを承知で、息子をディズニーランドに連れて行きました。

  その息子が夢にまで見ていた
  大切な「サイン帳」を落としてしまったのです。

  あの、ご用意頂いたサイン帳を息子に渡すと
  「パパ、あったんだね! パパありがとう!」
  と言って大喜びしました。

  そう言いながら息子は数日前に、息を引き取りました。

  死ぬ直前まで息子はそのサイン帳をながめては、

  「パパ、ディズニーランド楽しかったね!
   ありがとう!また、行こうね」

  と言いながら、サイン帳を胸に抱えたまま、
  永遠の眠りにつきました。

  もし、あなたがあの時、
  あのサイン帳を用意してくださらなかったら、
  息子はこんなにも安らかな眠りにはつけなかったと思います。

  私は、息子は「ディズニーランドの星」
  になったと思っています。

  あなたのおかげです。
  本当にありがとうございました。

----------

その手紙を読んだスタッフは、
その場で泣き崩れたそうです。

もちろん、その男の子が死んでしまった
という悲しみもあったと思いますが、
「あの時に精一杯のことをしておいて、本当に良かった」
という、安堵の涙だったのではないでしょうか。

もしもね、
お父さんがいらっしゃった時に、
「実はウチの息子はあとわずかの命で…」
なんていう話を聞いていたとすれば、
私でもそのくらいのことはしたかもしれません。

でも、そのスタッフは、そんなこと知らないんです。

で、ここで学ばなきゃいかんことがある。
このまま、「いい話だ」で終わらせちゃいかんのですよ。

ここで質問です。
 「このスタッフは、たまたま運が良くて、
  こんな大事なときにこんなにいい仕事ができたのでしょうか?」

もちろん、私はこのスタッフの子に会ったことはないですが、
私はこう思います。

多分、その子は、普段から、いつでも、どんなときでも、誰に対しても
精一杯の事をしていたんじゃないでしょうか?

だから、こんな大事なときに
こんなにいい仕事ができたんじゃないでしょうか?
今回のこのスタッフのした仕事は、
人の人生を変えています。

もちろん、その亡くなってしまった子供も嬉しかったと思いますが、
それ以上に、その親の人生を変えていると思います。

私も一児の父親ですから、よくわかるんですが、
自分の最愛の息子が死んでしまったら、これほど悲しいことはありません。

でも、その子が最後笑顔で亡くなっていくのと、

 「あのサイン帳どこにいっちゃったのかなぁ・・」

と悲しみながら亡くなっていくのと
では、全然違います。

もし、あの「サイン帳」がなかったら、お父さんとお母さんは

 「あのサイン帳をなぜ、なくしてしまったんだろう」
 「自分がちゃんと見ておかなかったから、なくなってしまったんだ」
 「あのサイン帳さえあれば・・・」

…と一生、悔やむことでしょう。

でも、このスタッフのした仕事で
このお父さんとお母さんがどれだけ救われたか・・。
間違いなく今後の二人の人生を変えています。

本当にすばらしい仕事です。

今回の話で言えば、
散々探してあげて、見つからなかったら、

 「申し訳ございませんでした。
  本当に一生懸命探したんですけれど、
  どうしても見つかりませんでした。」

この一言で、十分です。
お父さんも納得してくれたでしょう。
誰も責めたりしないと思います。

だけども、
お客様のために自分にできることは…と考えて、
サイン帳買いに行った。
すべての部署を回って、サインをもらった。

もちろん、仕事中、暇で
そんなことやっているわけじゃないですよ。
自分の仕事もたくさんあって、
多分、その時間外にそういうことをやるでしょう。

もちろん、そんなことに残業なんてもらえないですよ。

でも、
 「お客様が喜んでくれるんだったら
  それくらいのこと、喜んでやります!」

っていう人だったから、
今回、こういういい仕事ができたのではないかなと、
そう思うわけです。


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「私が一番受けたい授業」
からでした。
by kazemaru-go | 2006-12-30 15:27 | んー。じゃがじゃが。
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