10月20日 ベレンティ保護区&近くを観光
朝は早起きしてベレンティ保護区内を散策。 マダガスカルには、1万円で売られているゴキブリがいると言う。 ゴキブリで1万円? そんな高級なものならぜひ見てみたいと探してもらいました。 1万円すると聞いただけで、綺麗な昆虫に見えました。 下はマダガスカルアオバズク。 奄美で見られるアオバズクとは随分違います。 マダガスカルのカラスは白いベストを着ているよう。 それだけで、とても紳士と淑女に見えるから不思議です。 でも、やはりこの地でも困りものらしい。 下は、白のベストを着たように見えるムナジロガラス。 下は足の指で枝をしっかりつかみ、 ぶら下がった状態で餌を食べているヴェローシファカ。 10m近く離れた木と木の間や、とげとげのある木の間を跳び回ったり、 俊敏で忍者の様な流れる移動。ずーっと見ていても飽きませんねぇ。 あの瞬発力、あぁ、羨ましい!! 私もあんな動きができたらどんないいいだろう。憧れるなぁ。 下もヴェローシファカ。 人がそんなに珍しいの? 見物しているのか見物されているのか分からなくなってしまいそう。 下は昼ご飯を食べた園内レストラン近くにいたワオキツネザル。 人慣れしていて、隙を見せたら自分の食べ物はこの猿たちに 持って行かれちゃいます。 店の人が怖ーい顔して見張っているのでまず大丈夫ですけどね。 それにしても何と大胆不敵な座り方。 かわいい子ザルも親と一緒に来てました。 親のお尻近くに隠れるのは人と一緒ですね。 こんなリラックスしているワオキツネザルもいました。 あんまりゆっくりしているものだから、近づいて足裏写真に撮ってみました。 木の上を自由に動き回れるのは、指先の肉球のお陰だろうか。 昼休みには、近くの川に行ってみました。 そう、これは川。 乾季で幅約400mある川には水がありません。 乾季に水を得るのは大変なことなんです。 多くの労力を要してやっと水を確保できます。 日本のようにいつでもどこでも水があふれているという国は 地球上でそんなにたくさんあるわけではないんです。 午後は博物館に行ったり、オオコウモリを見学したり、 案内のオリビエさんのご好意で近くの集落にお邪魔し 地元の暮らしぶりも見ることができました。 集落ではとにかく子供が元気。 私たちが車を降りたと たんたくさんの子供たちが集まって来て 前に進むこともできません。 写真撮ってもらうのがすごく楽しかったようですね。 穀物をついていた子供がいたので私もさせてもらいました。 集落内を歩いていると、踊っている女の人がいました。 あんまり楽しそうだったので、私もついつい一緒に踊ってしまいましたねぇ。 気がつけば周りにいた子供たちも一緒になって踊っていて すごく楽しいひと時でした。 夜は保護区内をナイトウォッチング。 夜行性のサルは小さく動きも派手でないし単独行動しているので 見つけるのが大変です。 でも、さすがにオリビエさんはプロ。 懐中電灯1本でシロアシイタチキツネザル、ハイイロネズミキツネザルを見つけました。 それにしても、変な名前。 イタチなのかネズミなのかキツネなのかサルなのか、どっちなんだよぉ。 下はシロアシイタチキツネザル。 10月21日 フォールドーファン→チュレアール(飛行機) チュレアール→アンタナナリヴ(飛行機) アンタナナリヴのスーパーで買い物 THE CARLTON HOTEL 泊 本当はフォールドーファンからアンタナナリヴに直接行く予定が フォールドーファンに大統領が来るとのことで経由便に。 出発は2時間遅れるし、経由便だったのでアンタナナリヴ到着は遅くなってしまいました。 それにしても、大統領だというのにあんな簡単な警備でいいのでしょうか? 軍の人や迎えの人はいましたが、普通に私たちの前を通り過ぎて行きました。 10月22日 ラムサール登録湿地見学。その後買い物。 アンタナナリヴ→バンコク(レユニオン経由) バンコク着は10/23朝。 アンタナナリヴの空港で食べた昼ご飯がいけなかったのかほとんどの人が お腹の調子がおかしくなりました。 私は食欲があまりなくほとんど食べていなかったので大丈夫でしたが 大変な思いをしたようです。 10月23日 バンコク→関西国際空港 関空エアポートワシンホテル 泊 10月24日 神戸空港→鹿児島空港 鹿児島空港→屋久島上空辺りでUターン→鹿児島空港 鹿児島空港→奄美空港 飛行機に雷が落ちるというハプニングがありましたが 飛行機を乗り換え無事奄美に到着しました。 今日のおまけ-1 「おまけではない話」 このマダガスカル旅行、自分が見たまま、感じたままを楽しもう! と ほとんど下調べもしないまま行ってきました。 確かに、いろんなことを感じ、有意義な旅行でした。 でもブログを投稿するにあたりマダガスカルのことを調べてみると いろんな現状が見えてきてショックを受けました。 マダガスカルは自然破壊など問題を抱えていることは若干は知っていたものの 実はそれ以上だったのです。 現状を知って というのはもちろんですけど 何も知らずに喜んだり、楽しんだり、悲しんだりしていた自分に一番落ち込んだと 言ったほうがいいかもしれません。 もう少し知った上で体感すべきでした。 バオバブ並木は焼き畑農業の末、焼け残った跡だった。 「なに、あの病気のワオキツネザル」と思っていたのは 森林が破壊され、餌が少なくなる冬季に外来種であるギンネムを食べた結果だった。 テレビなどを見てヴェローシファカの横っ跳びを喜んでいたのは 木と木の間を跳び回って生活できるよう進化したサルが 森がなくなり、平地移動を余儀なくされた結果。 あのユニークな姿はイヌやネコを無理やり二足歩行させているに等しいことだった。 たくさんの子供がいて活気があるなぁと思っていたけど マダガスカルでは人口爆発が大問題。 地域によっては一夫多妻がまだまかり通っているという。 詳しくは藤原幸一さんの本 「マダガスカルがこわれる」 「地球の声が聞こえる」を読んでほしいのですが 彼のWEBサイトに少し紹介してあるのでリンクしたいと思います。 マダガスカルの森が消える日 藤原幸一さんのオフィシャルサイト マダガスカルで1時間近く飛行機に乗っていて、その間ずっと眼下に見えていたのは下の写真のような景色。 1時間の飛行と言えば、鹿児島→奄美間に相当します。 乾季で葉が落ちているとはいえ、谷近くは緑も見えたことから 伐採や焼き畑後の荒涼とした大地だと思われます。 下の写真は移動中に車から見た焼き畑の様子。 真っ黒焦げになったバオバブの木がものすごく痛々しかった。 下はベレンティー国立公園からフォールドーファンの間で見られたサイザール麻の畑。 植民地時代、広大な森林を切り開いて作られたようで ここの畑の総面積は25,000ha(250平方キロメートル)だそうです。 奄美大島の面積は712.39平方キロメートルなので 実に奄美大島の約3分の1がサイザール麻のプランテーションと言うことになります。 ちなみに、ベレンティー国立公園の広さは250haしかありません。 自然のもの、自然に優しいものということで敷物やバックの材料として 使われているようです。 いつまでも、子供たちがきらきらした目を失わないように いつまでも、動植物たちが生息していけるように そんなマダガスカルであってほしいと願わずにはいられません。 今日のおまけ-2 「マダガスカル旅行の全写真」 マダガスカルで撮った写真は約1700枚。 その全ての写真をアップします。 おまけ-2の写真(下3枚)はクリックすると若干大きくなります。 今日のおまけ-3 「どうでもいいんだけど」 どうでもいいんですけどマダガスカルで撮った私の写真をアップしてみました。 かなり写真は撮ったのですが、自分の写真はほとんどありません。 なので、記念に。
by kazemaru-go
| 2010-11-20 23:23
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