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生き抜く

明日から4月だというのに、風が強く、肌寒い奄美です。
3月27日には、湯湾岳でヒョウが降ったらしく、山陰に積もっていたそうです。

3月末は転勤や就職、進学で奄美を出て行く人、その見送りの人で空港や港は
多くの人で賑わっています。
いい船出になりますようにとそれに合わせ
前回は種の旅立ちのことを投稿しましたが
今日は残念ながら旅立てなかった動物達の話です。

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上の写真は、サシバとメジロ。
餌をとれずに力尽きたのか、何かに襲われかろうじて逃げたのに
命を落としたのかわかりませんが、冬を奄美で過ごし、
これから繁殖のため北に戻る予定だったはずなのに叶いませんでした。
(このメジロは脇の辺りが少し茶色っぽいので渡ってきた鳥だと思います。
 奄美に留鳥としているリュウキュウメジロは灰白色)


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上の写真は多分ハトの雛。
間違って巣から落ちてしまったのか、それとも襲われてしまったのか。
下の写真はルリカケスの雛の羽。
羽が半分ほどまだ羽鞘に収まっているので巣立ち前だと思われます。
周りに散乱してたので、何かに襲われたのでしょう。
鳥なのに、一度も飛ぶこと叶いませんでした。

そんな中、耐えて冬を越した動物も発見しました。

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これはキノボリトカゲ。
巣箱で何か繁殖していないか覗いてみたら
昨年の巣材の下に隠れていました。
かなり痩せていて、寒さのためほとんど動かなかったのですが、
私を睨む元気がありました。
静かに冬を越し、暖かくなるのは今か今かと待ちわびているのでしょう。

本当に厳しい自然。
この厳しさを生き抜けたものだけが、
春の暖かな日差しを浴びることができるのです。
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by kazemaru-go | 2008-03-31 22:32 | 動物

旅立ち

1月末、釣鐘状の可愛い花をつけたビロードボタンヅルを見ました。
奄美大島以南に分布する、つる性植物。
行ったのが少し遅く、花はほとんど咲き終わっていましたが
実を一緒に見ることが出来ました。

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左下の花は萼がくるーんとカールしていて、
ベットの傍らにランプとして置いたら気持ちよく眠れそう。
花が終わると右上のつんつんした毛のある球状のものになります。
何の意味があるのだろうこの毛。
何故かこの時、凄く興味を持ちました。

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1月末、棘のように硬く見えた毛は
3月初旬、少し垂れ、柔らかそうに見えました。

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三月末はこの状態。
棘のようにしっかり見えた毛、
実は細かい毛が固まって1本になっていたんですね。
昨日の奄美は温かい日差しのとても気持ちのいい日。
ビロードボタンヅルの種はタンポポのように
風に乗って大空高く旅立って行きました。
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by kazemaru-go | 2008-03-29 22:44 | 植物

ちょっと遅れたけど

毎年この時期になると宇検村田検にあるオオシマザクラの話題が
新聞に記載されます。
昨年はわざわざ田検に行ったのに空振り。
宇検までは遠いと名瀬の高千穂神社にあるオオシマザクラ
気が向くと見に行くのですが、これは4年ぐらい空振り状態。
昨日、この話を知人にしたら、「じゃ、今から見に行って来ようか」と
いうことになり、神社に行ってきました。

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かなり葉が出ていて、終わりに近かったけどやっと見ることができました。

オオシマザクラは伊豆諸島に分布、特に大島に多く自生しているため
オオシマザクラ(大島桜)の名前がついています。
三浦半島や房総半島南部でもみられますが、
薪炭用に栽培されていたものが野生状態になったとする見方があるようです。
薪としては最適なんでしょうね。タキギザクラとも呼ばれますから。
葉はザクラ餅の材料になると一緒に行った知人が話をしていました。
サクラ餅の葉は食べる派ですか?
私は大好きで必ず食べます。
でも、調理していない葉は食べられたものじゃありませんね。
噛んでいると、しっかり、あの独特の味がしてちょっと感動しましたけど。
来年こそは満開のオオシマザクラ見たいなぁ。
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by kazemaru-go | 2008-03-26 12:26 | 植物

奄美の珍味いただく?

随分ご無沙汰してしまいました。
お元気でしょうか?
奄美は、新緑で山は色付き、鳥はさえずり
すっかり春!です。

今、私は毎年恒例「オオトラツグミ調査」の準備、調査に追われています。
今年は3/23の一斉調査になんと150人強の方々が参加してくださることになり
嬉しい悲鳴を上げています。
全調査延べ人数250人は超えるでしょうね。すごい~~~~!!
(オオトラツグミ調査の内容は2007年3月、2006年3月のブログに
 紹介してます。)
今回、昨年の反省から、車の移動、調査後の聞き取り場所など
やり方を改善しました。
直接調査とは関係ないのですが、随分大きな変更で
どうなるかどきどきものです。

最近、この調査の準備のためによく山に入ります。
楽しみにしていたアマミセイシカ、今年も咲いてくれていました。
環境省絶滅危惧ⅠA類に分類されている植物なので
毎年、同じ場所の同じ木が花を咲かせるとほっとします。
以前、同じツツジ科サクラツツジの花びらを
鳥が食べると聞き、食べたことがありました。
酸味があって、おいしいとは言えませんが、なかなかいけました。
アマミセイシカ見ていたら、「これはどんな味?」と
興味がわいてきて、「ぱくっ」といってしまいました。
花びらは肉厚で熟していないスモモの味がしたような気がしました。
お世辞にも絶賛とは言えませんが、
世界三大珍味も味の点では?なので
絶滅危惧のアマミセイシカ、今回、奄美の珍味をいただく!でしょうか?

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3/23(日)のオオトラツグミ一斉調査、どんなことになるのか楽しみです。
天気が心配ですが、参加者が奄美の夜明けと調査を楽しみ、
無事終了できたらなぁと思います。
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by kazemaru-go | 2008-03-21 09:58 | 植物