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まだまだ調査中

奄美の山でカンアオイの仲間をよく見かけます。
奄美大島にあるカンアオイは
オオバカンアオイ、フジノカンアオイ、ミヤビカンアオイ
カケロマカンアオイ、グスクカンアオイ、トリガミネカンアオイの6種。
ヤンマカンアオイ、オオフジノカンアオイまで区別すると
8種類あることになっています。
ただ、見た目じゃ区別しにくく、観察している人も少ないので
まだまだ調査中でこれから種類が増える可能性や、
分布域が広がる可能性があるようです。
カンアオイを訪れる虫はアリやハエなどの飛翔力の小さいもので、
他の集団からの遺伝子の交流ができにくいことや、
株の分散速度も極めて小さいことから
狭い地域で独自の進化をしているものが多いようです。
だから、地域名のついているカンアオイが多くなるんでしょうね。
そうそう、カンアオイは先日紹介したリュウキュウウマノスズクサと同じ
ウマノスズクサ科なんです。

今回嬉しいことにグスクカンアオイを見ることができました。
奄美にあるカンアオイの中で葉の大きさは中くらいで
照りがありません。

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グスクカンアオイの全体写真。

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グスクカンアオイの花の写真。
花びらみたいに見えるのは萼です。

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赤くつんつんしているのが、めしべ。
花柱に丸いのが引っ付いていますが
これは柱頭でここに花粉がつき種子が出来ます。
下のほうの黄色いのがおしべです。

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オオバカンアオイの花。
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フジノカンアオイの花。

オオバカンアオイとフジノカンアオイは普通によく見られるカンアオイなので
紹介しました。
ただ、カンアオイの仲間は個体差が激しく、色だけじゃ区別しにくいんです。
調査中らしいので、多くの花が咲いているこの時期、
新種発見のチャンスかも。
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by kazemaru-go | 2008-02-17 22:22 | 植物

酸味がグー!

寒い日が続いていますね。
奄美でも先日あられが降り、
灯油の高い今年、何年かぶりにエアコンのスイッチを入れてしまいました。

今、山に行くと紅色の派手なカンゾウタケを見かけます。
シイなどの大木の根近くに出てくるキノコなのですが
色が色だけにかなり目立ちます。
(キノコからは血のような色の汁が出るのですが、
 鮮やかなので布を染めたくなります。)
「食べられるよ」とは聞いていたのですが、私にもやっとチャンス到来!
バター炒めや、わさび醤油で食べてもいいらしいのですが、
今回、熱湯をかけ、ドレッシングで食べてみました。
キノコとしては珍しくちょっと酸味がありなかなかグー!
歯ごたえがあるので食感も楽しめます。

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木から出ているカンゾウタケ。

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カンゾウタケと共に、「すっきりパッション」という
リキュールを飲むことにしました。
(奄美では生のパッションを半分に切り、
 その中に黒糖焼酎を入れて飲んだりすることがあるのですが
 それをリキュールにしたようです。)
何ヶ月かぶりのお酒なので酔いが早いだろうなぁ。
次回はバター炒めに挑戦してみようと思いました。


今日、あんまりいい日ではありませんでした。
はねた枝で目の周り2箇所切ってしまったし
野外でマングースを見かけたし。
私の前を横断するなんざぁ、ふてぇやつ!
マングースバスターズの活躍で最近随分少なくなってきたのになぁ。
見たい見たいと思っているケナガネズミには全く会えないのに
こんなんばっかり。
この間だって、クロウサギ、ケナガネズミ、アマミヤマシギ、オオトラツグミ
両性爬虫類など、たくさん見られる山に行ったのに
見られたのはネコだけ。それも2匹も。
4日前だって山で猟犬見かけるわ、迷子になるわ。
願下げと思っているものはやってくるのに
会いたいと願うものには何故かいつも縁がない。
遭うんだけど逢えないんだなぁ。
なんでぇ~? ・゜゜・(。>0<。)・゜゜・.びぇ~ん
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by kazemaru-go | 2008-02-16 20:55 | 植物

音楽が聞こえてきそう

今年は雨が多い。
奄美の冬らしいと言えばそうなのだけど
農家の人も、スポーツ合宿にいらした方も大変だろうなぁ。

この天気の悪い寒い中、ほぼ毎日山に入っているのですけど
ツル性植物や、シダが生い茂った藪をかき分け
倒木を乗り越え、歩き疲れてふと上を見上げると
リュウキュウウマノスズクサ(琉球馬の鈴草)が咲いていました。

奄美大島以南の琉球列島固有のツル植物。
果実のぶら下がった様子が馬につける鈴に似ていることから
この名前になったらしい。
今回見たのは花。
とってもユニークな形をしています。

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これは蕾。
への字をした顔みたいな舷部(げんぶ)部分が「ぱっか~ん」と開きます。

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正面から見た花

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横側から見た花。
変な形してるでしょ?
まるで、金管楽器のサクソフォーンかチュ-バかスーザフォンのような。

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蕾や花がたくさんあったのだけど
頭の上から、まるで楽器や音符、ト音記号やヘ音記号が
ぶらぶらぶら下がっているよう。
耳をすますとマーチか何かが聞こえてくるような気がしました。
「上を向いて、前を向いて、ワン、ツー、ワン、ツー♪」 ちょっと違ったか?

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変な形の花を切り開きました。
本土にあるウマノスズクサは
花の先端部に内側に向いて硬い毛が密生しているので、
においで誘ったハエなどの虫が一度花に入ると出れず、
虫が暴れているうちに受粉が完了する仕組みになっているらしい。
リュウキュウウマノスズクサは毛はなさそうだし
ちょっとよくわかりませんでした。
ジャコウアゲハの幼虫の食草です。
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by kazemaru-go | 2008-02-11 22:17 | 植物