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加計呂麻島へ~1

3月29日から加計呂麻島へ行って来ました。
加計呂麻島は奄美大島本島の南のほうにある有人島です。
「男はつらいよ」の最終作のロケ地なんですよ。
瀬戸内町の古仁屋港からフェリーで30分ほどで到着。
今日と明日は撮った写真で加計呂麻島を紹介します。

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        古仁屋港からいざ加計呂麻へ。フェリーから。

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    宿泊場所の前の海岸。ハマウドの花があちらこちらで咲いてました。

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        奄美では少なくなった田んぼ。田植え作業をしてました。

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           製糖工場。あまーい匂いがしてました。
           写真はサトウキビの汁を絞っているところ。

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      晴天だったので、高い所からはっきりサンゴ礁が見えました。

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               センダンの花が満開でした。
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by kazemaru-go | 2006-03-31 12:03 | 奄美の風景

少しでも高いとこ

この時期、あちらこちらできれいな声で鳴いているカエルがいます。
名前はリュウキュウカジカガエル。
南西諸島に生息するカエルです。
本州などにいるカジカガエルは山地の渓流に棲んでいるらしいのですが、
リュウキュウカジカガエルは人の住むところから
山までといたる所で見かけます。

昨夜林道に行ったら、メスを求めてたくさんのオスが林道などに出て
一生懸命鳴いていました。
自分を誇示したいのか、ただ好きなだけなのか、
このカエルはちょっとした石の上などによく上がって座っています。
高さ1~3cmぐらいだったりする石の上なんて
人から見れば地面と大差ないように思うのですが、
カエル界では何か意味があるんでしょうね。

「俺を、見てくれぇ。」
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3/9の書き込みでアマミヤマシギは枝に停まるのが下手という話をしました。

昨夜4羽のアマミヤマシギを見かけたのですが、
その内の1羽、林道上からばたばたと低く飛んで前方におりる様子。
あんまり遠くに飛んで行きたくないんだねぇ。と思いながら見ていたら
地面に着陸して、
あっ!(゜o゜) しりもちついちゃったよ。

枝に着陸するの下手なだけかと思ったら・・・・・・・・。
信じられな~~~~い!
人がこけた時すぐ立ち上がって、「私は転げていません。」という顔で
歩いて行ったりするけど、昨夜のアマミヤマシギも同じ。
しりもちついてからの体勢立て直しの早いこと。
それから、そしらぬ顔でとことこ歩いて行った。
「おーい。知らん顔したってちゃんと見たんだからねぇ。」
車の中で大爆笑。
ごめんねぇ。必死なのに悪いかなぁと思いつつ我慢できなかった。
なんにせよ、やはりアマミヤマシギは愛すべき奄美の住人(住鳥?)なのです。
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by kazemaru-go | 2006-03-28 15:37 | 動物

オオトラツグミ定点調査

めちゃくちゃな生活のピークがやっと過ぎました。
気付けば3月ももう終わり。
ひぇ~~~!!

先日、一斉調査の話をしましたので、
今日はオオトラツグミ定点調査の話を。

一斉調査の楽しみは、たくさんの方々と
「力を合わせて一つのことをやり遂げる」です。
(これはスタッフとしての喜びですけど)
定点調査の喜びは「じっくり奄美を楽しむ」でしょうか。
定点調査というのは、決まった場所でほとんど移動せず
オオトラツグミのさえずりを確認していきます。
例のごとく、真っ暗な中車から降ろされます。
まずは、危険な動物がいないか周りをチェックし、
携帯用の椅子をセット。
懐中電灯を消すと、月明かりしかない中、ちょっとどきどきしながらスタンバイ。
(別に懐中電灯消す必要はないんですけど、私はこの方が好きなんです。)
月明かり、風の音、風に揺れる木を感じながら耳を澄ますと
たくさんの動物達が生きていることがわかります。

「ホーッ、ホーッ、ホーッ、ホーッ」    アオバズク
「ビーッ    ビーッ」           アマミヤマシギ
「ピュー ピュー」              イシカワガエル
「パタ パタ パタ パタ」          蛾の羽音
「コホッ、コホッ、コホッ」          リュウキュウコノハズク
「ピシューッ  ピシューッ」        アマミノクロウサギ    

そして「キョロン ツィー」         オオトラツグミ

なんともいえない至福の時。

そうこうしている内に周りが白々として夜が明け始める。
木や道が確認できるぐらいに明るくなると
アカヒゲ、シジュウカラ、メジロ、ヤマガラ、キビタキ、ルリカケスetc.
鳥達の大合唱が始まる。
グースカ、ピースカ寝てた鳥達がいっせいに目を覚まし、
鳴き始める姿を想像するとなんとなくおかしい。
この鳥達よりちょっと寝坊助さんはキツツキ類。
オーストンオオアカゲラ、アマミコゲラは
少し遅く起きた時間を取り戻そうとしているかのように
大きな音を立ててドラミングを始めます。
そうして完全に夜が明け、たいていの鳥達が勢揃いする頃調査は終わります。

夜明け前、たくさんの鳥達が鳴く前に
オオトラツグミの声を聴きながら熱いコーヒーでも飲めたら本当に最高なはず。
4月の第1か第2土日まで調査は続くので
少し早起きしてコーヒー持って行くかなぁ。

チャンスのある方は是非参加を。
この喜び、楽しみは参加してみないとわかりません。

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           先日紹介したオオシマウツギの写真です。


今日は10日ぶりに朝の調査がなかったのでゆっくりできました。
夜は午前1時過ぎ頃に寝て、午前3時から4時起床という毎日でした。
さすがにここまで続くと、ふらふらで休みたくなってくる。
昨夜は、今朝早く起きなくてよかったので、
学生の時の金曜日の夜のような開放感がありました。
ゆっくり寝られるぞー!みたいな。
でも、午前中仕事やら今までやれなかったことを片付けながら
なんとなーく、物足りなさを感じている自分に気付いた。
大変、奄美マジックにかかってしまったぁ~~!!
昨日までが全力疾走だとすれば
今日から、4月上旬まではジョギング状態です。
まだ、まだ朝も夜も楽しむぞー。  
おっと、仕事もちゃんとやらなきゃね。  
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by kazemaru-go | 2006-03-27 13:00 | 動物

オオトラツグミ一斉調査

話の続きです。
オオトラツグミ調査の中で、メインの調査は
今年は3/19に行われた中央林道一斉ルートセンサスです。
(毎年ほとんど第3日曜日に行っています。)

奄美大島には奄美中央林道と言う名瀬市から宇検村までの
(あっ、奄美市でした。)山を縦断?横断?している
約42kmの林道があります。
(旧名瀬市、大和村、旧住用村、宇検村の一部を通っています。)
調査はその山道を2人一組で里集落(奄美市)を始点として
40km地点まで1kmずつ人を配置し、
1時間の間に2km歩いて行って帰ってくる。
そして往復4km歩いている間にオオトラツグミのさえずりを確認すると
方角や時間を地図に落としていくというものなんです。

午前4時に集合場所に集ってもらい、
車を乗り合わせて各自調査ポイントまで行ってもらう。
ほとんどの場所が未舗装地域の悪路なので行くまでも結構大変です。
5時40分になると真っ暗な森の中を懐中電灯だけを頼りに
歩き始めます。
もしかしたらハブが出るかもしれない、しかも真っ暗な中を
2人もしくは3人で歩くというのはなんともスリル満点。
「キョロン、ツィー」という声が聞こえてくると(オオトラツグミのさえずり)
2人で地図と磁石を見ながら方向と時間を書き込んでいきます。
初めてだと、歩くスピードはかなり速いし、足場は悪い、
磁石と地図をあわせるのが「?」状態、
しかも、わかっていたつもりの声が何を聞いても
オオトラツグミの声に聞こえてしまって、もぅ大変。
(初心者は経験者と歩くのであんまり心配する必要はないんですけどね。)
そうこうしている内にだんだん明るくなってきて4km歩ききり
調査が終了するのです。

調査終了後はみんなで集り、会員手作りのおにぎりを食べながら、
自分達の聞いたさえずりの方向や時間と、
隣の組の聞いた方向、時間と合っているかどうか検証していきます。
今年この一斉調査で、確認されたさえずりは47羽でした。

42kmある調査地域ですが、人数が多いので
これを4つの班に分けて行っています。
金作原班、川内班、神屋班、赤土山班。
今年の調査人員は106人。
朝早くから本当にお疲れ様でした。
私は今年金作原班。
調査も終わり満足顔のみんなで集合写真を撮りましたので
その写真をアップします。
説明が多くて何がなんだかわからなくなってきましたが
夜の調査時間が近付いてきましたので続きはまた後日。

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興味のある方は
奄美野鳥の会
http://www.synapse.ne.jp/~lidthi/

これまでのオオトラツグミ調査の結果は
http://www.synapse.ne.jp/~lidthi/AOC/news/ootorahoukoku05.htm

をご覧下さい。
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by kazemaru-go | 2006-03-24 18:56 | イベント

オオトラツグミ

奄美大島にはオオトラツグミという鳥がいます。
世界中どこを探してもここ奄美大島以外では出会えない鳥。
しかも、数は少なく、色は地味、深い山に生息し、
鳴くのも春と秋の夜明け前から少し明るくなる間と夕方がほとんど
と、なかなか出会えない鳥なんです。
大きさは全長約30cm。
本土などで繁殖していて、
冬に奄美に渡ってくるトラツグミという鳥がいるのですが、
オオトラツグミは日本の分類ではこのトラツグミの1亜種(仲間)となっています。
別種にしたほうがいいという動きもあるようですが。

環境省でもごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種ということで
「絶滅危惧IA類」に指定されています。
でも、オオトラツグミに関してはほとんど研究されていないんです。

私達はこのオオトラツグミの調査を毎年この時期にやっています。
昨年は調査地点136箇所、延べ調査人数206人と、
かなり大掛かりでやっています。
これだけの人がすべてボランティアで動いてくれていると思うと
毎年の事ながら驚きと感謝でいっぱいになります。
ちなみに昨年の確認さえずり個体は171羽でした。

またまた午前3時に起きないといけないので
話の続きはまた後日。

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         わかりにくいですけど、この鳥がオオトラツグミです。
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by kazemaru-go | 2006-03-23 00:02 | 動物

ボケボケの頭

やっと、調査が一山越えました。
3/18,19,20は朝3時起き、今日は0:20起きとさすがに疲れました。
と言いながらも、送別会があって、
今晩、結構飲んで帰って来たんですけどね。
この間に、慣れ親しんだ名瀬市はなくなり、奄美市が誕生しましたし、
転勤していく知人、転勤してくる知人と周りは結構変化がありました。
調査の件など、明日にでも報告しますね。

明日の夜から、また、夜と昼と朝の顔を持たないといけません。
今までは朝がメインこれからは夜がメインになりますけど。

話は明日以降ということで、今日はオオシマウツギの写真でも。
オオシマウツギは奄美大島、喜界島、徳之島に固有の植物です。
今だったら、森の道脇などでよく見かけます。
たくさんの花をいっせいに咲かせるのでよく目立ちますし、
一つ一つの花をよく見ると、白い花と、中のオレンジ色のリング、黄色いおしべが
なかなかかわいらしいんですよ。

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by kazemaru-go | 2006-03-21 23:30 | その他

奄美で発声練習?

冬の鳴き声は
「ジャッ ジャッ。 ジャッ ジャッ。」
春先の鳴き声は
「ケキョ。」
「ホ ケ。」
この鳥なぁーんだ?

答えはウグイス。
奄美大島ではウグイスは冬の時期に渡ってくる渡り鳥。
よく知っている鳴き方は
「ホー、ホケキョ。ケキョ ケキョ ケキョ。」
だと思うのですが、これは「さえずり」で、繁殖期などに鳴く特徴的な鳴き声。
冬は繁殖の時期ではないので、さえずり以外の鳴き方(地鳴き)をします。
地鳴きが「ジャッ ジャッ。」と聞こえるのです。

今の時期、そろそろ繁殖地に戻って行く時期なのですが、
ウグイスたちはパートナーを得るために、さえずりの練習(?)に余念がない。
「ケキョ、ケキョ。」
「ホー、ホー、ホキョ。」
「ホー、ケッ。」
はぁあぁ。下手。ホント下手。
日本的なイメージの中に、
「梅の花と囀るウグイス」と言うのがあると思いますけど、
きれいな梅の花に、下手な囀りのウグイスは絵になりませんよねぇ。
(梅はほとんどない。繁殖期にウグイスはいない。
 奄美ではほとんどありえないシチュエーションです。)
 
今日、山で鳥の囀りを聞いていたのですが、いろんな種類の鳥の囀りに混じって
たくさんの下手なウグイスが一所懸命鳴いていました。
日にちが経つとだんだんと上手に囀ることができてくるのですが、
今日の面々はまだまだでしたなぁ。
渡って行くまでにはもう少しうまくなってよね。
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by kazemaru-go | 2006-03-18 18:58 | 動物

ちまたでは桜前線これから上昇と盛り上がってるけど

晴天なのに、黄砂で視界の悪い奄美です。

日本全国、これから桜前線北上。
いつ満開になるのか、花見はどこに行こうかと
桜話に花が咲いていることでしょう。

さて、奄美はと言いますと、テレビなどで盛り上がっていると言うのに
1月にヒカンザクラが満開だったので、
そろそろ「さくらんぼ」が実る時期になっています。
種が大きく、食する所は少ないのですが
黒ずんできた頃に食べるとなかなかのお味。
ズアカアオバトも大好物なので、毎年競争して食べています。

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by kazemaru-go | 2006-03-17 23:46 | 植物

雨に濡れたタブノキの新芽

今日は、あっ、また日付が変わってる。
奄美は昨日の午後まではかなりの雨が降っていましたが、
夕方近くなると、雲も切れ、お日様が出てきました。

山では雨に濡れた新芽に日が当たり、一段と色鮮やかに見えました。
下の写真はタブノキの新芽。
タブノキは本州以南に分布している植物です。
同じタブノキでも新芽は緑っぽいものもあれば赤っぽいものもある。
なぜこんなに違うのか良くわかりませんが、
両方とも山の中ではかなり目立ちます。
逆光で見ると、赤い葉に黄色い葉脈がくっきり見えてとてもきれいでした。
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by kazemaru-go | 2006-03-17 00:58 | 植物

オーラの出ている花

朝出かけ、今、家でやっと一息ついています。
今週土曜日からは朝、3時または3時半近くの起床が続くんだけど
それを考えると気が重くなる。
3時は朝なのだろうか。夜なのだろうか。

今日、昨年咲いていたアマミセイシカがどうなっているんだろうと思い
見に行きました。
アマミセイシカは奄美大島固有のツツジ科の植物。
渓流沿いを好み、3月半ばから4月にかけて花を咲かせます。
漢字で書くと「奄美聖紫花」。
素敵な名前ですよね。

自然の中のアマミセイシカは花を近くで見るのがなかなか難しい。
見やすいところに自生しているものは
盗掘の的となり、それ以外のものは山奥だったり、
渓流の急斜面だったり、やっと見つけても
かなり高い所に花をつけていたりするのです。
今回行った所は、山奥だけど道から少し入ると
目の前でじっくり見られるからとても嬉しい。
昨年より花が少なく、しかも終わりに近かったのが残念だったけど
今年も美しい花を咲かせていてくれました。

花は紫と言うより、薄ピンク。
少し尖った感じのする花びらが、
気高く、崇高な、そして奄美を代表するツツジの
オーラを出しているような気がします。
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by kazemaru-go | 2006-03-16 01:06 | 植物