カテゴリ:植物( 103 )

山のウーパールーパー

山のウーパールーパーと勝手に呼んでいる植物があります。
名前はタンゲブ。

種子島・奄美大島以南に分布する草。
変わった響きの名前のタンゲブ。
どこからこの名前がつけられたのかよく分かりません。
よくわからないと言えばもう一つ、
実についているウーパールーパーのえらのようなひげ。
これも何のために引っ付いているのかわかりません。

「変なやつー」と観察し終わった後、しっかり味見もしてみました。
う~ん、苦味もすっぱみもなく、なかなかいいお味。
この味どこかでしたことあるんですよね。
普段食べているものじゃないかと考えたんですが
結局分からずじまい。

この植物を見つけるとついつい
「サラガドゥーラ♪ メチカブーラ♪ ビビディバビディブー♪ タンゲブー」
と歌ってしまう私でした。
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             毛抜きでひげを抜きた~~~い!!
             そう思うでしょ?
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by kazemaru-go | 2007-01-27 18:44 | 植物

春の準備

常緑広葉樹の多い奄美ですが
今、ハゼノキなどの紅葉が所々で楽しめます。

最近私の目を引いたのは日当たりのよい林縁や
伐採地などに生えるゴンズイの紅葉。
葉が広く、オレンジ色でかなり目立っていました。

ゴンズイは本州(茨城県および富山県以西)以南に分布する
落葉小高木。

名前の由来は
この木は特に役に立たないので(ちょっとひどいなぁ)
背びれの一番前の棘に強い毒を持ち
網にかかっても捨ててしまう魚のゴンズイからきたという説と
木皮の線形がゴンズイに似ているところからという説があります。

別名「狐の茶袋(きつねのちゃぶくろ)」  (実の形から)
また、「黒臭木(くろくさぎ)」 (臭気から)
とも呼ばれています。

紅葉きれいだなぁと眺めていたら、新芽を出そうとしているのに
気付きました。
明日、1/20が大寒だというのに、もう既に春の準備です。
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by kazemaru-go | 2007-01-19 23:28 | 植物

っまさ!!

寒い、寒いと言いながら今日も元気よく山へ行ってきました。
今日はちょっとした楽しみがあったんですよねぇ。

昨日、山の中で何気に後ろを振り向いたら
いいものがたくさん木に生えていたんです。
それは食用に出来る、ウスヒラタケ。
昨日はまだ小さかったから今日採ろうと決めていたんです。
図鑑には
「春から秋にかけて広葉樹の枯れ木や倒木などに発生」
と書いてあるのですが、
ここ奄美では秋から冬のほうがよく見かける気がします。

これまでは炒め物にしてしか食べたことなかったんだけど
ナバ汁(キノコの汁物)大好きだから今回は絶対汁物に!と思ってました。
今日は試しに、キャベツや卵と一緒にラーメンに入れてみました。
「はぁ~、ッマサヌ オオゼラ~~~ン!!」(たいへんおいしい!!)
炒めるよりそのものの味が出る気がしましたね。
ちょっと甘めの味が。
こんなにおいしいのに、奄美の人がウスヒラタケを食べるって話
あまり聞いたことがありません。市場にも出てないはずだし。
(知っているわずかな人だけが楽しんでいるのかも)

明日は味噌汁に入れてみようかなぁ。
今から た・の・し・み!!
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           今日はカメラ持って行ってなかったので
           写真は以前撮ったウスヒラタケ。
           和洋中の料理なんにでも合うらしいんですよね。
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by kazemaru-go | 2007-01-10 18:58 | 植物

眠り草

「眠れー、眠れー、眠れー・・・・・・・・・・・」
植物の枝を切って、こんな遊びをしませんでしたか?

この草、茎から出ている小枝の両側にたくさんの葉がついているのですが
枝を茎から切り離してしばらくすると、両側の葉が閉じ、
表面同士が引っ付いてくるんです。

名前はコミカンソウ。
名前の由来は果実がミカンに似ていることからきています。
スリランカ原産の植物ですが、本州以南の道端などでよく見られます。
雄花と雌花が咲くのですが雌雄同株。
葉のついている小枝の裏を見ると基部から先端に向けて
果実、雌花、雄花の順で見られます。
ただ、花は小さすぎて肉眼ではっきり見るのは難しい。

昨日山に行くと、たくさんの果実と1mmにも満たない小さな花をつけた
コミカンソウを見つけ、子供の頃を思い出しました。

「眠れー、眠れー、眠れー・・・・・・・・・・・」
朝早く起きたから、私の目のほうが先に閉じそうになっちゃったよ~~!
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コミカンソウの小さな花に興味のある方は下記をクリック。
サイトの真中あたりに写真が出ています。

コミカンソウ
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by kazemaru-go | 2006-09-28 11:52 | 植物

臭い対決

中学時代で今でも覚えている授業というのはほとんどないのですが、
理科の時間、珍しく先生が校外に連れて行ってくれたのは
思い出せます。
先生:「みんな来なさい。この木の葉っぱを採ってもんで匂いしてごらん。
     いい匂いするから。」
まじめに先生の言うとおりにする生徒。
生徒:「おえぇぇぇぇ~~~~~!くっさい~~~~~!!」

今思えばあれはアマクサギだったのではなかろうか。
九州南部以南に分布する低木木。
花はどちらかと言えばいい匂いの部類ではと思うんだけど
葉をもむと臭い臭い。
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                   アマクサギの花

アマクサギは今の時期、花がよく見られるんですけど、
同じように今頃花が咲く植物で、アマクサギより臭いんじゃないかと思っている
つるがあります。
名前はヘクソカズラ。
屁に糞ですよ。凄い名前。
名前を聞いただけで「ちょっとねぇ」と眉をしかめたくなりますよね。
日本各地に分布しているんですけど、
花の中央部がお灸をすえたあとに似ているので
ヤイトバナという別名を持っています。
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                  ヘクソカズラの花

興味のある方は「臭い臭い対決」を
「おえぇ~~」と言うのを覚悟して挑戦してみてください。
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by kazemaru-go | 2006-09-19 12:54 | 植物

ツルラン

安定しない天気の続いている奄美です。
朝夕随分涼しくなってきました。

6月の末頃から、ツルランというらん科の植物が
あちらこちらの山で咲いています。
九州南部以南に分布し、
白い花の中にある赤い部分がタンチョウヅルの頭部の赤色部に
似ていることから「鶴欄」の名前がついたようです。

真っ白な花にオレンジ色のポッチもきれいだし、
花の上部中央で咲く準備をしているつぼみたちの
白から濃い緑色へのグラデーションもなかなかいい。
少し遅めのツルランがまだ咲いていたので紹介します。
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ツルランと言えば、アマミノクロウサギはこの葉、結構好きみたい。
行く度に観察しているツルランがあるのですが、
新芽を出してこれから大きくなるぞーという時に
アマミノクロウサギがむしゃむしゃ食べて、今年も花をつけられそうにない。
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                アマミノクロウサギの食痕

いっぺんに食べるわけでもなく、時々来ては少しずつ食べているし、
枯れるまで食べないのが、なんとなく嬉しくもあり、
微笑ましくもあり、ちょっと野生の掟・知恵を感じたりもします。
横に傾いた木に生えているこのツルラン。
アマミノクロウサギが根元のほうから上がってきて、
ツルランをちょこっと食べ、体ぎりぎりの幅しかない幹でUターンして
戻っていく姿を想像するとおかしい。
この姿覗いてみたいなぁ。
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by kazemaru-go | 2006-09-09 10:01 | 植物

夏の終わり、秋の始まり

朝夕、随分過ごしやすくなってきましたね。
昼間の太陽の光も幾分やわらいできたように思います。

奄美では夏の終わり、そして秋の始まりを感じさせる花が咲き始めています。
ハシカンボクはその代表的な花ではないでしょうか。
屋久島以南に分布し、林縁なんどに生える常緑低木。
以前紹介したノボタンの仲間なんです。
この花もノボタンと同じように、白色に近いものから
濃いピンクまでその木によっていろんな色の花が咲きます。
1.5cmぐらいのあまり大きくない花ですが、
1つの柄から3つも4つも花を咲かせるので、
道沿いによく生えているこの木、
時期になるとハシカンボクロードがいきなり出現したように感じますよ。
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by kazemaru-go | 2006-08-31 01:47 | 植物

チョコレートダケ

最近山に入るといろんなキノコが目に入ります。
オレンジ、赤、黄、白、茶と色もいろいろ、形もいろいろ。
おもしろいキノコがたくさん見られるので
そのたびに写真を撮るのですが、名前の分からないものが多い。
同じキノコでも幼菌(小さい頃)と大きくなってからでは
形などが違って見えるからまた厄介なのです。

平成13年から平成15年にかけて奄美大島の龍郷町にある
鹿児島県林業試験場が森林総合研究所の委託を受けキノコの
調査をしているのですが、種名まで分かったのは
わずかに約43%。
どうりで図鑑見てもよくわからないものが多いわけだ!

昨年までチョコレートダケと勝手に名前をつけて呼んでいた
アキノアシナガイグチ。
比較的南方系のキノコで、和名は最初に記録された
広島の安芸から来たものらしい。(漢字では安芸の脚長猪口)
奄美では場所によってよく見られるキノコなのですが、
新種を見つけたような知人でも(島外在住)
「是非、見たい!!」というしろもの。
ちょっと調べても見られるのは比較的稀と書かれているのがなんとも不思議。
(奄美では結構見やすいキノコなのです。)
奄美でまじめにキノコの同定やったら
新種発見で自分の名前がつけられるかもしれませんね♪

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長い柄の先に小さな別のキノコが引っ付いているように見える
アキノアシナガイグチ。
このキノコ見るたびに何故か「きのこの山」(チョコレート)が
食べたくなってしまう私です。
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by kazemaru-go | 2006-08-30 01:18 | 植物

華やかな花 サガリバナ

毎日蒸し暑い奄美です。
奄美は梅雨明け以降、だいたい安定した晴れ続きなのですが、
大雨の降った地域にお住まいの方は大丈夫だったでしょうか?
テスト運行第ニ弾。

サガリバナという奄美大島以南に分布する植物があります。
花は暗くなる頃に咲き始め、明るくなる頃に散る。
ちょうど今頃花の咲く時期なんです。
おしべが長く、1つの花でも目立つのに
たくさんの花をつけ、名前にもあるように垂れ下げて咲かせます。
いい匂いはするし、花は華があるし、
近くで見ているだけで天国にでも行った気分になります。
夜だけ咲くって言うのもいいじゃあ~りませんか。
最近では自然に咲くサガリバナ見ることはほとんどなくなりましたが、
本当なら朝になると散ったたくさんの花が水面に落ち、
川や潮に流されマングローブ林の中を漂う神秘的な光景をかもし出すはず。
奄美でもまたそういう光景を見られるように早くなって欲しいですね♪

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by kazemaru-go | 2006-07-25 19:36 | 植物

可愛い花の裏の顔

晴天続きで、暑い暑い奄美です。
九州のほうは大雨で大変なようですね。
今年の梅雨はとにかく大量の雨を降らせるので
まだ、梅雨時期の地方の方は気をつけてくださいね。

コモウセンゴケという露出した崖面などに引っ付くように
生えている植物があるんですが、
この植物、ピンクや白の可愛い花をつけるんです。
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花は5mmぐらいの大きさだったと思うんですけど
かわいいでしょ?
こんな可愛い花をつけるんですが、この植物、食虫植物で
葉の毛の先から粘液を出して虫を捕まえそれを栄養にして
生きているんです。
今回見たコモウセンゴケはまだつぼみでしたが
本当に捕虫するのかとじーっと観てみました。
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右下のくるんとなった葉を開いてみると
確かに!
アリらしい虫が捕まっていました。
右上の葉の黒い小さな点は多分残骸。
毛の先に見られる粘液触ってみたんですけど
私には粘りは感じられなかったんですが
小さい動物だとこれくらいで身動き取れないんですね。
植物なのに虫を食う。
可愛い花をつけるコモウセンゴケですが
ちょっと怖い一面を見ることができました。
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by kazemaru-go | 2006-06-28 10:53 | 植物