カテゴリ:動物( 63 )

雨乞い鳥

奄美で「雨乞い鳥」と言えばリュウキュウアカショウビン。
梅雨に入る頃になると南方から渡って来るので
そう呼ばれているんですよねぇ。
今年は結構多くのアカショウビンが渡って来ているんじゃないか
という噂も聞きます。
だからですかねぇ、こんなに雨が多いのは。

本土にもアカショウビンは渡るのですが
奄美に来るのは別亜種。
本土のはアカショウビン。奄美のはリュウキュウアカショウビン。
少し紫がかっていることと、背中の方に白い羽があるのが特徴なんです。
本土ではかなり深い森にいるようで、奄美に鳥見に来た方々は
あっちでもこっちでも聞かれるアカショウビンの声にとても驚きます。
私達からするとどこでも聞かれるのが普通なので
逆に本土からの方が目の色変えて探すのを見るほうが驚きです。
実は奄美に住んでいて、これだけ声を聞かれるってことは贅沢なんですねぇ。
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夜はよく路上に伸びた細い枝で休んでいます。
細い枝の先だと外敵が近付いてくるのが分かりやすいからでしょうか。
紫色がかっているのがわかりますか?
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by kazemaru-go | 2006-06-15 22:00 | 動物

お腹がオレンジ色の井守

昨日は予想に反して雨が上がったのに
今日はまたまた雨。
側溝から水があふれ出し、道路上にシリケンイモリが出てきていました。

シリケンイモリは奄美大島、沖縄本島、渡嘉敷島に生息している両生類。
「井守」(イモリ)と言う名前なのに、ちょっとした水溜りなどで
よく見かけます。もっとも、もう、井戸なんてほとんどないですけどね。
両性、爬虫類の苦手な方は最近この話題が多くてすみません。
(結構、おもしろいし、よくよく見るとかわいらしいんですよ。)
漢字で書くと「尻剣井守」なのですが、
名前は尻尾の先が剣のように尖っている事からきています。
お腹は派手派手オレンジ色。
皮膚には毒腺があるらしいので要注意です。
(子供の頃よくつかんで遊んだんだけど何にも問題なかったけどなぁ)

奄美ではいたる所で見られるシリケンイモリで
あんまり環境にこだわりが無いように思われるのですが、
アマミノクロウサギやイボイモリなどが生息していて
環境も良さそうな徳之島にいないのがとっても不思議。
(沖縄本島にはいるのに)

シリケンイモリは肉食系なのですが
普段は本当にぼけ~~~っとしています。
のんびりシリケンイモリの写真はまた後日紹介します。

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      左が大人、右がまだえらが見られる子供のシリケンイモリ。
      「はい!みあって、みあって~~!」

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             頭隠して尻隠さずシリケンイモリ。
             お~い。丸見えでっせ~!!
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by kazemaru-go | 2006-06-14 20:09 | 動物

姿勢よろしく

こう、毎日雨が降ると、
すべての生き物は、生きるために水が必要と言われても
もう、いいやと言いたくなっちゃいますね。
例年だと来週中には梅雨明けするはず。
あぁ、すかっと晴れた青空と
ぎらぎら輝く太陽が見たい。

雨が降って地面が濡れている時、
夜、山に行くとたくさんのカエルたちが出てきています。
奄美で見られる大型のカエルはオットンガエル、
イシカワガエル、そして今日紹介するアマミハナサキガエル。
アマミハナサキガエルは奄美大島と徳之島に分布。
色は茶色から緑とかなり個体差があります。
声は体に似合わず「ピ」とか「ピヨ」とか鳥?虫?と言いたくなるような
小さく、かわいらしい声なんです。
雌は10cmぐらいまでは大きくなるんだけど
大型のカエルにしては細身でかっこいい。
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背筋をビシッと伸ばした「そんきょ」の姿勢がすばらしいと思いません?
(股関節やわらかいなぁ)
この姿勢が体型を維持しているのかも。
私も背筋伸ばそっと!

おまけ
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これはアマミハナサキガエルのおたまじゃくし。
金粉が散りばめられているような金色に輝く模様がきれいでした。
写真では光が足らなくてちょっとわかりにくいですね。
小さい時はエラ呼吸、大人になると肺呼吸。
写真のおたまじゃくしはもうすぐしたらこの劇的な変化を遂げます。
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by kazemaru-go | 2006-06-13 10:53 | 動物

奄美の森のユニークなカエル

雨が降ると喜ぶ動物の一つがカエルの仲間。
今の時期はリュウキュウカジカガエル、ハロウェルアマガエル、
ヒメアマガエルがよく鳴いています。
これからの時期はオットンガエルの声も聞かれるかもしれません。
オットンガエルは奄美大島にのみ生息する大型のカエル。
オットンガエルの大きな特徴は前足の指が5本あるということです。
(普通カエルは4本です。)
指の一つは鋭い棘になっていて
引っ掻かれたりすると大怪我をすることもあります。
鳴き声はウォイとかウォウとか
とにかく男の人が低く大きな声で呼んでいるように聞こえます。
最初聞いたときは、大声で私を呼んでいるのかと思っちゃいました。
この声知らないで、夜とかに聞くと
飛び上がって逃げ出してしまいそう。 (゚o゚;;ギク!
奄美ではオットンビッキャと呼ばれ親しみのあるカエルですが
実は生態などあまりよく知られていません。
おもしろい生活史だと思うんですけど。
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         オットンガエルがアマミノクロウサギの糞の横に
         座っているのがおもしろくて撮ってみました。

今まで良くわかっていなかった奄美のカエルたちのことでしたが、
今回、いろいろおもしろいことが聴けそうです。
2004年に奄美両生類研究会という会が発足し、
奄美のカエルについての調査をしていますが
6月18日(日)今までの調査の成果を発表してくれるそうです。
今までわからないことばかりだったので楽しみなんですよね。
興味のある方は下記をクリックしてください。
講演会「奄美の森のユニークなカエル」
で、興味のある方は是非会場へ。

(写真のカエルはアマミハナサキガエルでした。
 6/17に訂正文投稿しました。すみません。)
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by kazemaru-go | 2006-06-09 17:35 | 動物

雨といえば

今日はちょっと梅雨らしい話題。
雨と聞いて思い出すものの一つは「でんでんむし」でしょう。
ちょっと考えると、でんでんむしっておもしろい言い方ですよね。
「でんでんむし」は「出出虫(ででむし)」の変化した語。
出は「出る」の命令形「出よ」「出ろ」の意味。
「ででむし」から「でんでんむし」になったのは
子供達の口拍子かららしいのです。

言葉にはいろんな語源やら由来があってとてもおもしろいのですが
それを調べるのによく見るサイトがありますので紹介します。
興味のある方は下記をクリックしてください。
語源由来辞典

出なさい!出なさい!虫よ!!と無意識にカタツムリに命令していたなんて
なんともおかしい。
「でーん でーん むーしむし かーたつーむり~~~♪」
ということで今日は山で会った「でんでんむし」の写真。
名前は知らないですけどいろんなのがいるもんだ!
(今度ゆっくり調べてみます)
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by kazemaru-go | 2006-06-04 12:52 | 動物

豪雨で流されてきたのは・・・・

昨日から今日の朝までもの凄い雨だった奄美です。
今日も出かけられないなぁと家で作業していたら
「おもしろいものがあるから見に来んね。」
と、1本の電話が。
「伺いま~す」とすぐに行ってみると
アマミタカチホヘビがバケツに入っていました。
この豪雨で棲み処から追い出され流されてきたのか
車庫の前にいたみたい。

アマミタカチホヘビは
ミミズなどを食べ毒もない非常におとなしい蛇。
奄美大島、徳之島、沖縄に分布しているようです。
大きくても40cmから50cmくらいまでしか成長しません。
捕まえた所に置いておくと車にひかれるかもしれないので
写真を撮ったあと山に逃がしてきたんだけど
その時、手から下におりてさっさか逃げる様子全くなし。
はぁ、やっぱりこいつも奄美の動物や!
マングースなどにやられずちゃんと生きていってくれよ~!!

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       手乗りアマミタカチホヘビ。
       手に乗せても、逃げるでもなく、攻撃するでもなく
       「なんかいつもと違う。ん~~~?」みたいな。
       肌触りはしっとりつるつるでなかなかいい感じ。
       体を曲げる時、かすかに踏ん張っているのが感じられて
       なかなかおもしろかった。
       いや~、実にかわいらしい。
       首に大蛇を巻きつける人の気持ちがちょっと解ったかも。
       そういう趣味持ってたの?とは言わないで下さいね。      
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by kazemaru-go | 2006-06-02 23:08 | 動物

奄美の警報・注意報

湿度が高くなり、蒸してくるこの時期、
奄美ではハブに気をつけなければいけません。

ハブは猛毒を持つ蛇。
ハブの毒は、もともとはだ液と同じ消化液で、
それが強力に変化したものです。
獲物の体内に毒を入れることにより、
毒で獲物の中からの消化と、ハブの胃液など外からも消化することで
消化スピードがはやくなるんです。
ハブの毒は、タンパク質をとかす物質で、
血管組織を破壊するめちゃ恐ろしい毒なんですよ。

そのハブですが、今日の昼間に2匹も見ました。
それも結構大きいハブ。
頭が大きいから、かなり迫力ありましたね。
久しぶりのご対面で興奮してしまった。
写真撮りたくて、ちょっと近付いたんですけど
鎌首持ち上げてしっかり攻撃態勢とられてしまいました。
おぉ、こわっ!

今まではハブ注意報ぐらいでしたが、
この時期、ハブ警報発令でしょうね。
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by kazemaru-go | 2006-05-25 00:03 | 動物

亜麻色の~♪

今日も穏やか~な奄美です。

あまりにも気持ちがよく、朝、ちょっと農耕地まで
行って来ました。
農耕地には30羽ほどのアマサギの群れがいました。
奄美では春秋の渡りの頃に群れているのをよく見かけます。
夏羽のオレンジがかった飾り羽がきれいだったなぁ。
アマサギの名前はこの飾り羽の色からきているらしいんだけど
亜麻色説と飴色説があるみたい。
亜麻色ってこんなにオレンジがかってないし、
飴色って言ってもた~っくさんあるし、どうなんだろう。
べっこう飴のイメージかな?
でもね、アマサギっていいながら漢字で書くと「黄毛鷺」。
変なのぉ!

それでも私は
「亜麻色の~長い髪を~♪」
とついつい口ずさんでしまうのでした。

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by kazemaru-go | 2006-05-05 11:42 | 動物

シマによって違う?

夏を奄美で過ごす夏鳥の
サンコウチョウ、アカショウビンも随分渡って来ているというのに
昨年より温度の上がりきれない奄美です。

奄美ではシマ(集落)によって住んでいる人の性格に
特徴があるようです。
まっ、このような話はどこの地域でもあるかもしれません。
人はそうだとしても、動物達もそうかもとなるとおもしろいと思いません?

私達は観察などのために名瀬と龍郷にそれぞれ巣箱を設置しています。
今年も多くのルリカケスが巣箱を利用してくれたのですが
このルリカケスたち2つの地域で性格が違うんです。
龍郷のルリカケスたちは巣箱の中に巣材をちゃんと入れ
いつもきれいに巣を作ります。
ところが、名瀬のルリカケスは巣穴から何本もの枝を出しっぱなし。
1羽だけじゃなくほとんどのルリカケスが龍郷ではきれいに作る、
名瀬では枝を出したままとはこれいかに。

ルリカケスだけじゃありません。
オオトラツグミの鳴声も地域によって特徴あるところがあるんです。
1羽がちょっと違う鳴き方をすると
「なかなかいいじゃん!」
と、その地域の他のオオトラツグミがまねをするのか。
基本的な鳴き方はどこも同じなのですが、
プラス アルファが違うんですねぇ。不思議。
もっと深く、いろいろ調査するとおもしろい結果が出てくるかもしれません。

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              名瀬にあるルリカケスの巣箱
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by kazemaru-go | 2006-04-26 23:57 | 動物

眩しいんだよ~~!!

奄美にはリュウキュウコノハズクというフクロウがいます。
分布は奄美大島以南の南西諸島。
夜になると
「コホッ、コホッ」
という鳴き声がよく聞かれます。
体長は20cm.ぐらいと小さく、手乗りフクロウにしたいくらい。
ただ、声は聞こえど、みにくいんですよねぇ。
木の幹と同じような色をし、小さい体を闇に紛れさせ。

夜、やっと見つけたリュウキュウコノハズク。
ライトに照らされてちょっと不機嫌な顔をしていました。

「眩しいんだよ~~~!!」

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「ハリー ポッター」読むと、このフクロウのことを想像してしまいます。
なかなかいいキャラクターだと思うんですけど
出演させてくれないかなぁ。
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by kazemaru-go | 2006-04-12 08:13 | 動物