サガリバナの観察-3

今日はサガリバナ観察の最終回。
(10/10,12のブログを読んでいない方はそちらからどうぞ)

サガリバナは奄美大島以南のマンゴローブ、またその上流部河口の湿地帯に
分布する小高木。
湿地帯に生える木というのは実を見ればよくわかります。

9月28日
下がっていた実の一つが割れていたので頂戴して見てみました。
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割ってみると下の写真のように1つ種が出てきます。左側が種。
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それを割ってみると、きめ細かい肌触り。
味はどんなんだろうと食べてみたら、最初の2噛みぐらいはいけるかな?と
思ったけど、みず~~~~とまでいかないにしてもやっぱりまずかった。
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上の写真、よく見てください。
種を覆っている部分が繊維質なのがわかります?
先に書いたように、これがまさに湿地帯に生えている証拠。

10月11日
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マングローブや近くの川に生えているサガリバナは
こうやって種を水に浮かせることによって分布を広げていくんです。
花がきれいなため、盗掘などによって自生しているサガリバナは現在ほとんど
見ることができません。
7月8月には花が、10月には実が、マングローブを流れる川を覆いつくすのを
見てみたいものです。
発芽率はわかりませんが、今回の観察で1本の木から実になる確率は
そんなに悪くないことがわかりました。
環境さえそのままだったら、何十年後かには
今あるサガリバナが分布を広げ、月明かりでカヌーを乗りながら花見をし、
朝になると夜咲いた花が一斉に海に向かって流れてるというような幻想的な
光景を見るのも夢ではないかもしれません。

今回の観察でもう一つ面白いことがわかりました。
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花柄どこから出ていると思います?

なんと、木の一番天辺。
普通はそこから葉が出て、枝が伸び、木が成長していくところなはずなのに
打ち上げ花火のように花柄が伸びてきているんです。
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今後、木がどう成長していくのか、来年はどこから花芽がでてくるのか、
種はどんな感じで芽を出すのか、見たいと思うものがまた増えてしまいました。
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by kazemaru-go | 2008-10-13 22:22 | 植物
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