まだまだ調査中

奄美の山でカンアオイの仲間をよく見かけます。
奄美大島にあるカンアオイは
オオバカンアオイ、フジノカンアオイ、ミヤビカンアオイ
カケロマカンアオイ、グスクカンアオイ、トリガミネカンアオイの6種。
ヤンマカンアオイ、オオフジノカンアオイまで区別すると
8種類あることになっています。
ただ、見た目じゃ区別しにくく、観察している人も少ないので
まだまだ調査中でこれから種類が増える可能性や、
分布域が広がる可能性があるようです。
カンアオイを訪れる虫はアリやハエなどの飛翔力の小さいもので、
他の集団からの遺伝子の交流ができにくいことや、
株の分散速度も極めて小さいことから
狭い地域で独自の進化をしているものが多いようです。
だから、地域名のついているカンアオイが多くなるんでしょうね。
そうそう、カンアオイは先日紹介したリュウキュウウマノスズクサと同じ
ウマノスズクサ科なんです。

今回嬉しいことにグスクカンアオイを見ることができました。
奄美にあるカンアオイの中で葉の大きさは中くらいで
照りがありません。

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グスクカンアオイの全体写真。

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グスクカンアオイの花の写真。
花びらみたいに見えるのは萼です。

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赤くつんつんしているのが、めしべ。
花柱に丸いのが引っ付いていますが
これは柱頭でここに花粉がつき種子が出来ます。
下のほうの黄色いのがおしべです。

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オオバカンアオイの花。
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フジノカンアオイの花。

オオバカンアオイとフジノカンアオイは普通によく見られるカンアオイなので
紹介しました。
ただ、カンアオイの仲間は個体差が激しく、色だけじゃ区別しにくいんです。
調査中らしいので、多くの花が咲いているこの時期、
新種発見のチャンスかも。
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by kazemaru-go | 2008-02-17 22:22 | 植物
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