奄美の年末年始

めちゃ遅くなりましたが

あけましておめでとうございます

みなさま、どのようなお正月を迎えられましたでしょうか?
さてさて久しぶりのブログ。
今日はナンカンジョセ(七草かゆ)なので
食べ物つながりで
奄美の年末年始の食べ物特集をしたいと思います。(我が家版)
少しなが~~~くなりますが、お付き合いください。
(ナンカンジョセのことは2006年1月のブログをご覧下さい)

まずは大晦日に食べるワンホネ。
奄美では年越しそばを食べません。
チバシャ(ツワブキ)入り、ワンホネを食べます。

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普通食べるワンホネヤッセとの違いは
とにかく具が大きい!!
それから、冷蔵庫のなかったときの名残か
大晦日ワンホネ用の豚には塩を多めにふってあるので
ちょっと塩味が濃い。
具は、骨付き豚肉、ツワブキ、コゥシャマン(又はバカマン)、こんぶ、
大根、人参、こんにゃくなど。
今年はコゥシャマンのいいのが手に入らなかったのか、
代わりに、つきあげと竹の子が入ってました。

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1人分の食事はこんな感じです。
ワンホネ、カシキ(赤飯)、さしみ、吸い物、まめ、餅。
掃除した後、もう動けない!というまで食べます。
以前試しに「年越しそば」で大晦日を越そうとしたことがありましたが、
上の写真が年越し料理と思っている私には物足りなさ過ぎた。

年が明け、「あけましておめでとう」を言った後、まず、初風呂。
その後、「三献」(さんごん)をします。
三献は奄美の格式高い行事の一つで、これを済まさない事には
普通は外に出かけることはありません。

「三献」は家のものみんなが正装で床の間に集まり、
家長がまず年始の挨拶をします。
それから、お酒と塩をちょっとつけたコンブとスルメを箸で挟んで配ります。
そして、一の膳、二の膳、三の膳と続きます。

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我が家の床の間。

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普段、酒と言えば焼酎をさす奄美ですが、この時は清酒。
他の家は焼酎を飲む所も多いようです。

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塩と、コンブ、スルメはお盆に白い紙を敷きその上に置きます。

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これは、一の膳。
赤いお椀で出てきます。
具は一番下からコンブ、餅、
その上に、豚肉、白身の魚、シイタケ、ハァマン、ゆで卵、エビ、
ネギやカイワレなどを飾り付けます。
お酒を頂いた後、一の膳を食べます。

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これは、二の膳。
少し大きめに切った白味魚の刺身二切れにしょうが一切れ。
これも再びお酒を飲み、その後食べます。

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これは三の膳。
黒いお椀で出てきます。
具はかしわ(鶏肉)、大根、フル。
(奄美の料理の本などを見ると豚肉と書かれているようですが
 我が家は鶏肉です。)
三の膳もお酒を頂いた後、食べます。

これらを、話しをすることもなく静かに頂き、厳かな正月を迎えるわけです。
三献が終わると親戚周りをするのですが
またまた、各家で三献料理を頂きます。
(一般に言うお雑煮、おせち料理はありません。)

門松はと言いますと
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こんな感じ。
リュウキュウマツ、ヒメユズリハ、コサン。
田舎のほうに行くと、白い砂を下のほうに盛り上げています。
コサンは奄美では門松、七夕、初夏には食料として大活躍です。
この竹、方言でコサンと言っているようですが、
ホテイチク(布袋竹)?ですかね。
ご存知の方は教えてください。

(※後日知人に聞いたところ、ホテイチクでいいようです。)

いろいろな年中行事が年々行われなくなってきている奄美ですが
正月の三献はちょっと別格みたいです。

さて、話はやっと今日の話題。
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ナンカンジョセで食べる七草かゆと言いながら、
本土で言う七草を入れることはありません。
七野菜かゆと言ったほうがいいかもしれません。

月曜だし、今日から、正月気分も抜けてといきたいところですが、
正月→ナンカンジョセ(1/7)→鏡開き(1/11)→ナリ餅(1/14)
そして、2/7の旧正月となんやかんやで正月気分が抜け切れそうもありません。  

こうして始まった2008年(平成20年)ネズミ年ですが、
今年も何卒よろしくお願い致します。

そして、
皆様にとって
わくわく、にこにこ、すばらしい年になりますように!!
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by kazemaru-go | 2008-01-07 20:43 | いただきます。
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