住用のマングローブ

前回までいろいろなカニのはさみ振りを紹介してきました。
いかがでしたか?
楽しんでいただけたでしょうか?
まだ、紹介したいカニや行動などありますが
それらはまたの機会に。

住用のマングローブにはカニをはじめ
たくさんの動植物が生きていますが、
ここ10年の間でさえ、随分様子が変わってきました。
いろいろ原因はありますが、その一つが砂防ダム。

住用のマングローブには住用川、役勝川と2つの
大きな川が流れ込んできています。
人が住んでいる集落近くの下流域は随分開発しているのは
見ることができますが
普段人目に触れることのないこんな山奥と思えるような、
一見自然がそのまま残っているように見える
中、上流部の支流にも、川によっては「これでもか」と
言わんばかりに1つの支流に砂防ダムがいくつも作られています。

5月の上旬のまだ涼しい頃に支流の一つに行きましたが、
砂防ダムの上流部にはたくさんの落ち葉などが溜まってヘドロとなり
悪臭を放っていました。
本来ならマングローブなどの栄養分になるはずの堆肥です。
畑でいい作物を収穫しようと思ったら、まず土作りをすると思うのですが
今のマングローブでは土作りがまともに出来ていない常態なんです。
本当に泥が少なくなりました。
マングローブはそこにずっと棲み続ける動物はもちろんですが、
川や海にいる動物達にとっても稚魚などが大きくなる場所として
とても大切な場所なんです。

元気そうにはさみ振りを見せてくれているカニ達ですが
本当のところは栄養失調だったり、
棲める場所を追われたりしているのかもしれません。
マングローブの役割などまた話をする機会を作れたらと思っています。

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              もの凄く臭かった砂防ダムの上流部。
              黒く見えるのがヘドロ。
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by kazemaru-go | 2007-05-31 00:24 | 奄美の風景
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