倒木

「チャングムの誓い」を見ていて(本当のところは聴いていてですけど)
随分遅い時間になってしまいました。

昨日、本土出身の知人2人と屋久島の倒木について話をしました。
奄美ではあまり見かけない風景を
屋久島ではよく見かけたので盛り上がってしまったのですが。
それは何かと言うと、
屋久島では倒れている木はほとんどが途中から折れた幹です。
奄美はというと、根っこごと木がひっくり返っています。
私は根っこごとひっくり返るのが普通だと思っていました。
本土出身の知人は反対に根っこごとひっくり返っているのが珍しくて
奄美に来てすぐの頃はよく写真を撮っていたようです。
同じ倒木なのに、住んでいる場所でこれだけ
普通が違うっておもしろいですよね。

これは表土の厚さの違いが大きな要因なんです。
表土とは土壌の一番上の層のことで
落ち葉や動物達の死骸などが分解されてできた
とても栄養豊富な土です。
ここにはミミズなどの動物や微生物もたくさんいて、
植物が育つ上でとても大事な部分です。
表土の下の部分は細菌さえほとんどいないし、隙間がないので
空気もあまり含まれていません。
その表土ですが、自然の中では30~50cmと言われていますが
ここ奄美はとても薄いんです。

表土の厚い所では根が下にしっかり生え木を支えます。
根がちゃんとはっているから強風などが当たったりしても
根はびくともせず、耐えられなくなった幹が折れてしまいます。
表土の薄い奄美では根は下に伸びることができず、
横にはるだけです。だから木を支える力があまりなく
根ごとひっくり返ってしまうのです。

でも、この条件の悪い奄美でも
植物達は工夫をして生きてきました。
今夜はもう遅くなってしまったのでその紹介は次回。

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           屋久島ではたくさんの幹が倒木となって
           折り重なっていました。
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by kazemaru-go | 2006-04-23 02:10 | 植物
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